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[画像: PHILIP COLBERT Dialogue Painting from The Lobster Land Museum (Red Lobster Shark on Brillo Box), 2022 Oil on canvas 150 x 200 x 4.5 cm Courtesy of the artist and Pearl Lam Galleries]

フィリップ・コルバート 「Lobsterpolis」

M5 Gallery
終了しました

アーティスト

フィリップ・コルバート
香港や上海を拠点とし、世界のアートフェアで活躍するギャラリー、Pearl Lam Galleries(パール・ラム・ギャラリー)が開催する、日本で初めての展覧会で紹介するアーティストは、Philip Colbert(フィリップ・コルバート)です。

コルバートは、彼の象徴的なモチーフであるロブスターの視点を通して、現代の大衆文化と美術史的規範の間の対話を確立させています。彼のハイパーポップな美学は、日常とデジタル上の象徴主義を絵画の構図学と現代美術理論によって絡み合わせています。

また、コルバートは、リチャード・ハミルトン、ロイ・リキテンスタイン、ジェームズ・ローゼンクイストなどの初期の形成的なポップアート作家の作品や、ピーター・ポール・ルーベンスなどのオールド・マスターの技法にも従っています。彼は絵画、彫刻、家具、デザイン、デジタルアートなどの分野を横断して活動しており、ロブスターの図像がその中心的な役割を果たしているのです。

万華鏡のようにデザインされた図像が埋め尽す床と壁は、限られたギャラリースペースの大きさを最大限に生かすための挑戦であり、そのなかでコルバートのさまざまなロブスターたちは奔放に自由を享受しています。海の甲殻類の架空の住居を演出することで、観る者はアーティストの想像力が満たすハイパーポップな世界に浸ることができます。

彼は身の回りにあるポップなシンボルを参照し、それらのアイコンを「コラボレーションシリーズ」のロブスターの衣裳にリサイクルすることで、正統な規範に縛られがちな作品を再構築できるアートの力を示しています。「自画像」 シリーズでは、画家が絵筆を持つという古典的なアイデアを再考し、絵を描く過程のなかで意味を探すときに伴う実存的な不安について語っています。彼の作品は深く見れば見るほどその意図を理解しずらくなり、不可解さが増すかもしれません。

ポップ、カラー、ユーモアを装うことによって、「Lobsteropolis(ロブスターポリス)」 は超消費社会における自己表現の限界を押し広げ、日常の自己を超える過酷な営みをその高みに引き上げているのです。

スケジュール

2023年1月24日(火)〜2023年2月24日(金)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
日曜日、月曜日、祝日
入場料無料
会場M5 Gallery
https://www.instagram.com/m5.gallery
住所〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル 1F
アクセス東京メトロ有楽町線有楽町駅D2出口より直結、JR山手線・京浜東北線有楽町駅中央西口より徒歩1分、都営三田線日比谷駅B1出口より徒歩2分、東京メトロ日比谷線・千代田線日比谷駅A3出口より徒歩2分
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