終了した展覧会・イベントです

「祇園南海の詩と書−教養・芸術・心情−」

和歌山県立博物館
終了しました
日本文学の歴史の中で、仮名文学とならんで、漢字のみで詩文を表現する漢文学が相当にさかんであったことは、十分に知られていないことかも知れません。しかし、平安時代前期とともに、江戸時代にはとくに漢文学への関心が高く、教養のある人びと、すなわち文人たちは漢詩を学習し、みずから漢詩を作っていました。このような状況は全国的に広がり、きのくに−和歌山でも漢詩が多く詠まれていました。

なかでも、紀伊藩の儒学者であった祇園南海(1676〜1751)は、生まれ育った江戸で本格的に漢詩文の素養を身につけ、10代後半にはすでに漢詩人として頭角をあらわしていました。現在では、紀州の三大文人画家の一人として知られる南海ですが、それはあくまでも中国文化学習の過程で後半生に派生したものであり、南海の本質は漢詩人であったものと考えられます。

このたびの企画展では、県立博物館に収蔵されている館蔵品や寄託品の中から、祇園南海の漢詩をみずからの書で表現した作品を中心に紹介し、漢詩人・書家としての南海の卓越した才能に迫ります。

スケジュール

2025年6月14日(土)〜2025年7月21日(月)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
7月21日は開館
7月22日は休館
入場料一般 310円、大学生 190円、高校生以下・65歳以上・障がい者手帳提示 無料
展覧会URLhttps://hakubutu.wakayama.jp/exhibit/nankai2025/
会場和歌山県立博物館
https://hakubutu.wakayama.jp/
住所〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
アクセス南海線和歌山市駅よりバス「県庁前」下車徒歩3分、JR紀勢本線・阪和線和歌山駅中央口よりバス「県庁前」下車徒歩3分
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません