Yoshimi Arts では、英国グラスゴーを拠点に作家であり大学講師としても活動する、レイチェル・アダムスの個展「Interference」を開催いたします。
アダムスとの出会いは、2013年にロンドンの Saatchi Gallery で開催されたグループ展「Paper」で発表していた彫刻作品でした。その作品は、一見古典的なブロンズ像や石像の位相を持っていましたが、近づいてみると全て着色された紙で形作られており、紙という素材は慣れ親しんだ物なのに、味わったことのない感覚で感動したことを今でも鮮明に覚えています。 その後、弊廊では、2014年のグループ展「”Material and Form” in a digital age」にアダムスを出品作家として招待し、2015年には日本初個展となる「Open Studio」を開催いたしました。「Open Studio」で見せた、手染めの布地と、高度なデジタル処理技術によって造られたアクリル製のオブジェクト、伝統的な彫刻手法と道具を用いた新しい彫刻のシリーズは、歴史に対する私達の知覚概念と、アートとデザインを隔てている階層的な構造の矛盾点を浮き彫りにしました。そして、2021年6年ぶり2回目となる個展「Home Grown」では、2020年世界的なパンデミックの発生により社会や人々の生活は一変し、彼女が暮らすスコットランドでも幾度ものロックダウンが行われた状況下で制作した、毎月定期購読しているインテリアとデザインの雑誌『ELLE Decoration』(UK)からキノコが生えている様相の作品を発表しました。
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