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[画像: 鈴木玲美《20221102》, 2022年, キャンバスに油彩, 53x65.2cm(F15)]

鈴木玲美 「エイトビート」

下北沢アーツ
終了しました

アーティスト

鈴木玲美
下北沢アーツは、鈴木玲美の初個展「エイトビート」を開催いたします。
鈴木玲美は1999年静岡県生まれ。2022年東京造形大学造形学部美術学科絵画領域卒業、2023年東京造形大学大学院造形研究科造形専攻美術研究領域在籍中。2021年にはFACE2021では歴代最年少21歳で優秀賞を受賞しています。
FACE展で優秀賞を受賞した作品《夜は静かに眠りたい》を初めとする作品シリーズは、眠る前に人間関係のことで頭がいっぱいになり眠ることができない自分をモチーフに描いた作品群。絶妙な構図で配された横たわる人物(作家自身)と記号化された大きな人物達に○△□などシンプルな形も散りばめられ、作品全体が赤、青、黒など、少しくすんだカラフルな色彩によるモチーフで埋め尽くされていました。
鈴木は東京造形大学を卒業し、同大学院に入学した2022年から、その作風を変化させます。作品の要素を削ぎ落とし、限られたモチーフで、色や線をより重視した表現を始めました。その理由を、自分にとっての作品制作の意味を改めて考えたときに、最も表現したいことは今ここにいる大切さであり、それをよりシンプルに表現することを目指したと鈴木は言います。
画面を埋め尽くすような作風の後に移行した簡略化された表現は、こだわり抜いた背景の色彩に軽やかな線で描かれ、まるで未完成作品のようにも見えます。タイトルの数字が意味するものは作品が描かれた日付であり、河原温の日付絵画のコンセプトにも似ています。同じように見えながら変化し続ける日々、その時、その状態の自分を観察し、慈しむように絵画に興しています。
鈴木の作品を見ていると、大きな世界、大きな現実の前に日々寝て起きてを繰り返す小さい自分、その自分が目覚めようとするときに浮かんだ無意識と意識の間のような曖昧な感覚を覚えます。それは、これまで現実に会った人や実際に覚えた感情のみならず、私たちの共有意識の中で見た人や記憶なのかもしれません。ちっぽけだけれど全てにつながる自分、その全てに愛を、私たちは鈴木の絵画からシンプルで普遍的なメッセージを受け取ります。

スケジュール

2023年6月9日(金)〜2023年6月25日(日)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日

オープニングパーティー 2023年6月9日(金) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://shimokitazawaarts.tokyo/suzukiremi_eighthbeat/
会場下北沢アーツ
https://shimokitazawaarts.tokyo/
住所〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-40-9 1F
アクセス小田急小田原線・京王井の頭線下北沢駅東口より徒歩4分
電話番号03-6804-7636
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