「もぞもぞする展覧会 しつづける あいだに」

アトリエみつしま
1月6日開始

アーティスト

荒井陸、中村真由美、福岡左知子、舟木花、宿利真希、山野将志、光島貴之
本展は、福祉施設が取り組むコミュニティ・アートセンター〈たんぽぽの家アートセンターHANA〉の所属作家と、本展の会場〈アトリエみつしま Sawa-Tadori〉のオーナーでもある美術家の光島貴之さんの作品を展示し、それに対して「触れる」「踊る」「寝ころぶ」「話し合う」「休む」「着る」「音を出す」などといった多様な鑑賞アプローチを体現することを試みます。わたしたちは、鑑賞者という立場から、「美術館とはなんだろう」という考察から始まり、「アートとの接し方を変えるには?」「美術館の新しい過ごし方は?」などといった問いへと観点を広げながら、この4年間模索を続けて来ました。それは美術館をわたしたちのものにするという運動でもあり、その一つの提案としてこの展覧会があります。

もぞもぞ?わたしたちの活動のシンボルである「ミミズの糞塚」。ミミズたちはわたしたちの見えないところでもぞもぞと動きながら微生物と協働して豊かな土壌をつくってくれています。直線的ではない動き、一つではないアクセス。わたしたちはそれに学びながら、豊かな文化の土壌を耕してゆきたいと思います。

本展のゲストキュレーターである奥村一郎さんは、美術作品と同時にいわゆる「美術」ではないもの、例えば生活道具などを展示したり、移民と美術をテーマにするなど、さまざまな領域のあいだを探るような実験的な展覧会を手掛けてきました。奥村さんには、HANAのアーティストと光島さんの作品群から展示作品を選び、「もぞもぞ」の試行を踏まえ、協働した上でのキュレーションを依頼しました。果たしてどんなリアクションがくるのか?キュレーターと、市民参加者で構成された「もぞもぞ」チーム(もぞもぞさん)とのあいだの真摯な対峙から生まれる未来の「美術館」を模索する試みに、ぜひご参加ください。障害のある人、ない人、全ての人々にとってひらかれた展覧会になることをめざしています。トーク、ワークショップ、もぞもぞさん企画の多彩なプログラムとともに、一緒に「もぞもぞ」してみませんか。

[関連イベント]
1. ヘルパーさんいらっしゃい
日時: 2026年1月6日、7日、8日 13:00〜15:00
2. ギャラリートークともぞもぞ対話
日時: 2026年1月10日13:00〜16:00
登壇者: 吉永朋希(たんぽぽの家アートセンターHANAアートディレクター)、奥村一郎(本展キュレーター)、光島貴之(出展作家)
3. もぞもぞさんスペシャル
日時: 2026年1月11日、17日12:00〜17:00
4. ワークショップ with 光島貴之
日時: 2026年1月11日13:00〜15:00
光島貴之さんの作品制作を体験するワークショップ。製図用のラインテープやカラフルなカッティングシート(厚みのあるビニルシート)を使って、ガラス瓶に「さわる絵画」を施します。お好きな大きさ・色・かたちのガラス瓶をご持参ください。
5.ワークショップ with 宿利真希
日時: 2026年1月12日①13:00〜②15:00〜
宿利真希さんの作品制作を体験するワークショップ。宿利さんと一緒に、ダンボールで文字やロゴマークなどを切り抜いてつくります。
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2026年1月6日(火)〜2026年1月18日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
最終日は16:00まで
入場料無料
展覧会URLhttps://haps-kyoto.com/mozomozo_2025exhibition/
会場アトリエみつしま
https://mtsm.jimdofree.com/
住所〒603-8215 京都府京都市北区紫野下門前町44
アクセス地下鉄烏丸線北大路駅2番出口より徒歩17分、地下鉄烏丸線北大路駅より京都市バス( 1・北8・M1・101・102・204・205・206系統)「大徳寺前」下車徒歩3分
電話番号075-406-7093
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません