HAGISO西村梨緒葉は、キャラクター、サービス、役割、記憶、そしてそれらを繋ぐように介在する欲望、フィクション性のグラデーションを主題にするアーティストです。インスタレーションを誘惑の装置と捉え、これまで音声や物語、作家自身の在廊や架空の存在を素材として用いて作品を作ってきました。いまやキャラクターは、CMに出演したり、インタビューを受けたり、人間とほとんど同じように「いること」の価値を発揮しています。いっぽう人間のほうも、まるで選ばれるのを待つキャラクターかのように、誰もが誰かに推され、票を受け取る準備を始めるかのようです。本展ではこのような、現代においてあらゆる存在感が資本として交換されていく予感に注目しています。本展は、接触可能な着ぐるみを含む、労働型インスタレーション作品です。会場には、着ぐるみに入っているキャストの出勤表も展示されます。また、会期終盤のシフトには、来場した方も応募いただけます。
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