[画像: ROBIN F. WILLIAMS Persona, 2023 Oil on canvas 127 × 177.8 cm | 50 × 70 inch]

ロビン・F・ウィリアムズ 「UNDYING」

ギャラリーペロタン東京
6月22日終了

アーティスト

ロビン・F・ウィリアムズ
ペロタン東京はこの度、米国・ブルックリンを拠点に活動するアーティスト、ロビン・F・ウィリアムズの日本初となる個展「Undying」を開催いたします。

新作絵画とドローイングを通して、さまざまなジャンルの映画に見られるインティマシーの心理的次元を探求するものです。描かれたシーンには、ときに艶めかしい柔らかさ、またときには性的関係の余韻の瞬間が捉えられています。いずれも、執着的な関係を形成する支配・逸脱・服従の力学を探りながら、内在する性的主体性の曖昧さをも描いています。

「Undying」では、肖像、広告、伝承、ソーシャルメディア、映画における女性の表現とジェンダーの構築に対するウィリアムズの尽きることのない関心が絵画を通して展開されます。ウィリアムズが描く鮮やかなイメージは、使用される画材と同様に、実に多様です。独自のスタイルの人物像で知られるウィリアムズの絵画は、絵画制作よりも工芸に馴染み深い道具一式を用いて制作されており、筆、マーブリング、エアブラシ、スポンジ、ステンシルを交えた複数層から構成されています。こうした技法は、みずみずしい視覚性を触覚的な親近感のなかに落とし込み、油絵の重厚さを控えめにするとともに、表面の豊かな質感を創り出し、注意深く見ることを促します。

ウィリアムズ自身、鋭い観察眼の持ち主です。「Undying」の制作過程において、ウィリアムズは映画のなかにある“絵画”、すなわち物語と構図が感情に訴えかける力へと結晶化した瞬間を探したといいます。その産物として映画のスチール写真をもとに描かれた絵画には、儚い性的な交流の域を超えた、一種のファン・フィクションとしての存在感が示されています。《The Man Who Fell to Earth》(2023年)、《Persona》(2023年)、《Blue Velvet》(2023年)、《Thirst》(2023年)からは、映画史上の慣習が見て取れます。主役の女性たちは皆、覆いかぶさる巨体のパートナーの下で仰向けになり、肩越しのショットという優位で踏み込んだ視点から撮影されています。

ウィリアムズは、色と色のエロティックな戯れとそれらが完全に重なり合い灰色となって消え去るさまや、“オンリー・ガール”と“ファイナル・ガール”、不滅の愛のロマンスとアンデッド(死なない者)に対する恐怖など、それぞれの紙一重の境界線を描いています。絵画には曖昧性があるにもかかわらず、ウィリアムズは題材となった映画について「結局は、すべて悲劇です」と皮肉っぽく指摘します。「Undying」の作品群は、自己決定と自己破壊の狭間を綱渡りしながら、優れたファン・フィクションのように、常に別の結末があり得るという瞬間的スリルと魅惑のなかに架空の被写体とリアルタイムの鑑賞者双方を捉えているのです。

スケジュール

開催中

2024年5月9日(木)〜2024年6月22日(土)あと30日

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://leaflet.perrotin.com/view/791/undying
会場ギャラリーペロタン東京
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅1a・1b出口より徒歩1分
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