TARO NASU5月−6月のTARO NASUでは2022年以来、画廊では4年ぶりとなる池田亮司個展「sleeping beauty」を開催いたします。
聴覚と視覚の領域を横断しながらアートの可能性を拡大し続けている池田亮司。電子音楽の作曲を起点としながらパフォーマンスとインスタレーションを組み合わせ、体験としてのアートを提示する作風でしられる。その制作活動に対する評価は年を追うごとに、国内外問わず高まっているといえる。近年は、地震により中断を余儀なくされた金沢21世紀美術館での特別展示の圧倒的な空間構成や、ロンドンの180 Studiosで展示された天井を仰ぎ見る形式のインスタレーションが巻き起こしたセンセーション、ロンドン、パリで開催された作曲家としてのアコースティック・コンサートの成功などが記憶に新しい。池田の活動は質・量ともにかつてない広がりをみせている。
今回のTARO NASUの展示では、2022年に発表した「data.gram」の進化形ともいうべき、最新映像作品「data.graph」を展示する他、哲学的かつ禁欲的な美しさで人気を博している平面作品「sleeping beauty」を中心にいくつかの新作を展示する。一つの数列が引き金となって、鑑賞者に宇宙の壮大なスケールへと誘なうこのシリーズは、鑑賞者が無意識のうちに抑圧していたかもしれない、自らをとりまく世界の巨大さと畏怖の念を喚起する。映像という仮想世界と平面作品の境界を自在に行き来する、池田の最新の思考を具現化した今回の展覧会「sleeping beauty」は、映像作品を含む約18点の作品から構成される予定である。
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