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[画像: <左上から>「カメラ・オブスクラ」1790年頃、「オルソスコープ」1890年、「ソホレフレックス」1910年、「プリマレフレックス」1936年、「アサヒフレックスⅠ」1952年、「ゼンザブロニカ(D)」1959年、「キヤノンAE-1」1976年、「ニコンD1」1999年]

「暗い箱からデジタルまで 一眼レフカメラ展」

日本カメラ博物館
終了しました
日本カメラ博物館(館長谷野啓)では、2023年2月7日(火)から6月18日(日)まで、特別展「暗い箱からデジタルまで一眼レフカメラ展」を開催します。

一眼レフカメラは、撮影用とファインダー用を兼ねた1つのレンズ(一眼)を備え、そのレンズを通した光を鏡で反射(レフレックス)させてファインダーに導く型式のカメラです。撮影用レンズの画角やピントをファインダーで確認しながら撮影できることから、職業写真家や本格的な撮影を楽しむアマチュアを中心に長い間使用されてきました。

その歴史は古く、写真が発明される以前に画家がデッサンなどに使用していた器具の「カメラ・オブスクラ」は一眼レフ型式でした。19世紀から20世紀前半頃までは箱型の大型木製一眼レフカメラが使用され、1930年代にロールフィルムを使用する金属製の小型精密一眼レフカメラが登場してからは、さまざまな撮影に対応する多用途カメラとして確固たる地位を築き、デジタル時代に至るまで主要機材として映像の記録を支えてきました。

一眼レフカメラは、日本のカメラ産業にも大きな役割を果たしました。日本のカメラメーカー各社は、戦後の1950年代頃から、主軸製品をそれまで目標としていたライカ型の透視ファインダーカメラから、当時は一般撮影に用いられることがあまり多くはなかった一眼レフカメラへと転換しました。これが功を奏し、日本がカメラ大国へと飛躍するきっかけとなり、日本製一眼レフカメラは長きにわたり撮影機材の主役として活躍しました。
ミラーレスカメラやスマートフォンで撮影する機会が増えた現在でも、”一眼レフ”は本格的なカメラの代名詞として語られることがあります。また、一眼レフの光学ファインダーならではの自然な見え方や、ミラーやシャッターが複雑に連動し正確に作動する精密さは、魅力的であり続けています。

この展示では、「一眼レフカメラ」の歴史をひも解くとともに、一眼レフカメラの機構や魅力について紹介いたします。

スケジュール

2023年2月7日(火)〜2023年6月18日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
4月29日~5月7日は無休
入場料一般 300円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.jcii-cameramuseum.jp/museum/2022/12/14/32659/
会場日本カメラ博物館
https://www.jcii-cameramuseum.jp
住所〒102-0082 東京都千代田区一番町25 JCII一番町ビルB1F
アクセス東京メトロ半蔵門線半蔵門駅4番出口より徒歩5分、東京メトロ有楽町線麹町駅3番出口から徒歩11分、JR中央線・総武線四ツ谷駅麹町口より徒歩17分
電話番号03-3263-7110
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