「神仏の山 吉野・大峯 ―蔵王権現に捧げた祈りと美―」

奈良国立博物館
4月10日開始
神々や仙人が住まう、神秘的で謎めいた場所として崇められてきた吉野・大峯。

奈良の吉野から和歌山の熊野へと至る大峯の険しい山々は、山岳修行はじまりの地とされ、古来人々は特別な力や悟りを得ようと大自然の中で厳しい行に身を投じてきました。平安時代には藤原道長ら都の貴族や天皇がこぞって参詣し、南北朝時代になると後醍醐天皇が吉野山内に政治の拠点を置いたように、各時代を通じて特別な場所でありつづけました。

近年、道長が自ら書写して埋納した紺紙金字経の断簡が金峯山寺で大量に発見され、大きな注目を集めました。1000 年以上も前に、道長が山岳修行の本尊・蔵王権現に祈りをこめて奉納したこの経巻を本来の姿に復元すべく、目下保存修理が進められています。

本展では、道長自筆の国宝・紺紙金字経を修理後初公開するとともに、山岳修行の祖・役行者像や蔵王権現像、曼荼羅や鏡像、修行者を見守ってきた仏像など、自然と神仏への信仰が一体となって生み出されたこの地域ならではの宝物を一堂に展観します。

神仏の山、吉野・大峯に集った人びとは、蔵王権現の守護する険しい山の上にどのような祈りを捧げたのでしょうか。修験道の聖地、吉野・大峯の魅力を広くご紹介する展覧会です。

スケジュール

2026年4月10日(金)〜2026年6月7日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
4月27日、5月4日は開館
入場料一般 2000円、大学生・高校生 1500円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/202604_yoshino/
会場奈良国立博物館
https://www.narahaku.go.jp/
住所〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50
アクセス近鉄線近鉄奈良駅2番出口より徒歩15分、JR関西本線奈良駅東口より奈良交通バス「氷室神社・国立博物館」下車
電話番号050-5542-8600
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません