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牧田紗季 「やわらかのその先」
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[画像: 牧田紗季 「やわらかのその先」2023年、高知麻紙に水干絵の具、岩絵の具、銀箔、116.7 × 90.9 cm]
牧田紗季 「やわらかのその先」
s+arts
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アーティスト
牧田紗季
s+arts(スプラスアーツ)より、牧田紗季による個展「やわらかのその先」の開催をお知らせいたします。
牧田紗季は、現実の世界で生活することによって生じた心の澱(よどみ)を絵画に昇華させたいという想いから、重力から解放された夢の中のような浮遊感のある情景を、日本画の技法を用いて描きます。夢の世界への憧れ、過去の記憶といった「ここではないどこか」を切望する気持ちは、ある種の現実逃避願望とも言えるでしょう。牧田にとって作品制作は現実逃避であり、救いでもあります。同じく鑑賞者の心の澱も掬い取り、美しいものに変わるようにと願い制作を続けています。
3年ぶりの個展となる本展「やわらかのその先」では、優しく柔らかな印象を持ちながらも、境界として内側と外側を分ける役割を果たすカーテンというモチーフにヒントを得て、夢を自身に起こる不思議な現象と捉えた、これまでよりも更に夢の中を意識したような作品世界を試みます。
「夢と現実は連続性がありながらも明確に分けられます。そう考えたときにふとカーテンが目に留まりました。夢と現実の境界はまるで揺れるカーテンのようにあいまいで、時に拒絶的でもあると気づいたからです。“ここではないどこか”をどんなに空想しようと、身体は現実の世界から離れることはできません。夢の世界への入り口は、時に開かれ、時に閉ざされるのです。風が吹けばやわらかに翻り、ぴたりと閉じられれば向こう側を覆い隠すカーテンのようです。」---牧田紗季
夢のような世界への憧れを織り交ぜながら、現実で生じた負の感情を形にするようにして制作される牧田の作品は、どれも浮遊感が感じられ、現実味を欠いた世界が描かれています。今回は、カーテンの向こう側に広がる世界を垣間見ているような作品群や、初めての試みとして日本画の素材を組み合わせたペン画等も発表いたします。日本画と和紙が奏でる落ち着きのある色味と質感により、儚くも美しく、どこか希望を求めるような光を感じる牧田紗季の新作展を是非ご高覧ください。
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スケジュール
2023年4月21日(金)〜2023年5月13日(土)
開館情報
時間
12:00 〜 19:00
最終日は17:00まで
休館日
月曜日、火曜日、日曜日
5月3日・5月6日は休廊
入場料
無料
会場
s+arts
https://www.splusarts.com/
住所
〒106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
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アクセス
都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩6分
電話番号
03-3403-0103
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#日本画・浮世絵
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