東京オペラシティ アートギャラリーアーティスト
浅野友理子、今村文、岩名泰岳、加藤美佳、西條茜、鈴木初音、䑓原蓉子、保良雄 他
人工物に囲まれた都市の生活者の多くは、大地と離れて日々を過ごしています。しかし身の回りに目をやると、路傍や空き地などの都市の隙間に、外来種や自律的な植生、またコンクリートやプラスチックと共存する生物など、環境の変化に応じた新しい生態系を見つけることができます。人間の生活が自然環境を変化させる主な要因になっている現在、生態系に不安定さが生じ、自然と人工の境界はますます曖昧になりつつあります。開発を繰り返し、人の欲望を掻き立てる都市のただなかで、私たちはいかにして自然とのつながりを取り戻すことができるでしょうか。本展では、変容を続ける自然環境との関係を結びなおそうとする、ささやかでありながらたくましい制作を続けている作家たちを紹介します。
風に運ばれ方々へ飛んでいく種は、辿り着いた場所で根を伸ばし、そこから養分をくみ取ります。抗うのでも回帰するのもなく、変化をゆるやかに引き受けながら生きていくこと̶̶種としての作品は、そこから根を伸ばして私たちに土の感触を蘇らせ、身体感覚を目覚めさせます。東京オペラシティアートギャラリーでは、これまで現代美術、建築、ファッションといった幅広いジャンルの展覧会を行ってきました。本展では、それらの取り組みを架橋しながら、都市における自然を新たに捉え直す作品群を紹介します。
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