ガスミュージアム古来より私たちの暮らしは、雨や風、月の満ち欠け、日照時間などの自然現象に大きな影響を受けてきました。さまざまな時代の人々は、これら自然現象を見つめ、その変化を日常生活に生かすために工夫を凝らしてきました。
江戸時代には自然現象を取り上げた浮世絵が数多く生み出されましたが、明治時代に入ると、日中が主な活動時間であった人々の暮らしは、ガス燈が夜の闇を照らすことで、夜間でも広く活動が行われるようになりました。ガス燈の光に照らされた東京の街の様子は、小林清親によって始められた「光線画」というスタイルにより、効果的に影と光が表現され、人々の注目を集めました。その後も、自然現象をテーマにした風景画は多く生まれ、光の微妙な陰影を表現した作品は、明治時代の気象の一瞬の変化を現代に伝え、当時の人々の生活空間を感じることができます。
今回の展示会では、150周年を迎える気象業務に因み、ガス燈のあかりが「月」「雪」「雨」などの美しい自然現象とともに表現された錦絵を紹介します。また、この美しい自然現象の風景を後世に残すために、東京ガスが「カーボンニュートラル」に向けて進めている活動についても焦点を当てます。
ぜひこの機会に、明治東京の美しい自然現象を堪能してください。
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