sneakerwolf 「カリグラフィック抽象」

Alpha Contemporary

終了しました

アーティスト

sneakerwolf

東京を拠点に活動をしているsneakerwolf（Japanese b.1975）は、雷門や半纏などに見られる書をディフォルメすることで生まれた伝統的な図案文字である “江戸文字”の芸術的価値を研究し、江戸文字を世界で最初のグラフィティアートとして位置付け、アルファベットを漢字のパーツとして組み合わせたオリジナルの江戸文字を開発しました。人気ブランドNIKE、ASICS、Supreme、BAPE、FCRB などともコラボレーションも活発に行っています。

今回の展示では、sneakerwolf の革新的な作品を抽象的なカリグラフとして考察し、ブラッシュストロークなどよりデフォルメされた抽象作品を中心に紹介します。

展示作品は、江戸文字という日本の文化遺産とアメリカのポップアート、グラフィティからインスピレーションを受け、東洋と西洋、伝統と革新、ハイカルチャーとローカルチャー、文字と絵画、過去と現在、エンターテインメントと芸術などの幾重にも重なる交差を抽象的なブラッシュワークの中に盛り込んでいます。

判読不可能なディフォルメされた文字、強い筆のストローク、美しい曲線は、カリグラフィーの抽象化として抑制されない活力と革新を体験させる他、江戸時代の大衆文化の美的表現との対話や60-80年代のアメリカポップアートとの対話などが文化やジャンルを横断するコミュニケーションのジェスチャーとして繰り広げられます。

スケジュール

2025年1月17日(金)〜2025年2月1日(土)