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「snow blindness」

POOL SIDE GALLERY
終了しました

アーティスト

杉山日向子、本間賛、まつうら
POOL SIDE GALLERYでは、2024年4月19日(金)から5月19日(日)までの会期にて、杉山日向子、本間賛、まつうら、3名の作家による「snow blindness」を開催いたします。

タイトルである「snow blindness」とは、日本語では「雪目」を指し、雪原の反射光によって一時的な失明が引き起こされる症状で、目が眩み対象物を正しく視覚できなくなる状態を云います。本展にあたり作家3人が対話する中で、共通する性質を象徴する言葉として浮かび上がりました。

「snow blindness」のように光が入りすぎて、普通に物事が見えなくなるような盲目的な状態ーそれは杉山にとってはルッキズムを意識せざるを得ない現代において、自身の自画像を描き続ける姿であったり、本間においては自身が知覚する刹那的感覚や現象を、陶で永続的に閉じ込め保存する行為となり、まつうらは実在しない人格・対象への自身の感情それ自体の意味のありかを、インスタレーションとして表現することを引き出します。ある種のパラノイアとも言える状態を肯定的に捉え、作家自身と作品制作とを押し進めながら創り出される本展の作品群から、私たちの日常を超えた感覚を体験いただけたら幸いです。

杉山日向子は1997年東京都生まれ。2018年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」メインビジュアルの背景デザインを担当するなど、活躍の幅を広げており、原色の青や赤が際立つ華々しいファッションに身を包んだ自身の身体をアイコニックに油彩で描く他、本展でも発表する木炭を使った制作では、光と影を操り静謐にモノクロームの自画像を描き出します。

本間賛は1998年東京都生まれ。2019年に東京藝術大学美術学部工芸科入学し、現在は東京藝術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻陶芸に在籍しています。陶芸を中心に鋳造やガラスなど保存性の高い技法を用い、本間自身の天文や占星術についての造詣とを掛け合わせ、朽ちて失われていくものや、本来ならば無形である個人的記憶や心理的なものを長い年月を超えて形に残す方法として作品を制作し、標本のように陳列します。

まつうらは​​1998年東京都生まれ。自身の作品制作のバックボーンとなる、架空の存在である二次元のキャラクターを一人の人間として恋をした体験から、「実態のない存在を殺すことができるか?」という極限的なテーマを元に、様々なメディアを用いたインスタレーションを制作しています。

スケジュール

2024年4月19日(金)〜2024年5月19日(日)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://poolsidegallery.jp/posts/snow_blindness
会場POOL SIDE GALLERY
https://poolsidegallery.jp/
住所〒920-0962 石川県金沢市広坂1-2-32 北山堂ビル2F
アクセスJR金沢駅東口よりバス「広坂・21世紀美術館」下車徒歩2分、JR金沢駅東口よりバス「香林坊(アトリオ前)」下車徒歩8分
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