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「Stilllive 2023:消えゆく媒介者」

ゲーテ・インスティトゥート東京(東京ドイツ文化センター)
終了しました

アーティスト

乾真裕子、岡田夏旺、小林勇輝、武本拓也、ハラサオリ、山田響己、吉田拓
「Stilllive 2023:消えゆく媒介者」は、2023年7月〜8月に開催した「Stilllive 2023: Stilllive Studies」の延長線上にあります。「Stilllive Studies」では、パフォーマンスを媒介とする学びの場をコンセプトに、身体、都市、政治、ジェンダー、コミュニティなどを思考するワークショップ、勉強会、読書会、国外のプラットフォームとの交流会、パフォーマンスショーイングを行いました。参加メンバーは、自らの経験や実践形態を独自の手法で共有することで、集団での学び合いを実験することができました。そこでは、アーティストが参加者に一方的に教えるのではなく、パフォーマンス以前の状態や、それに至るまでの過程そのものを媒介に物事を考える時間が設けられました。

今回の試みは、このような経験を踏まえ、パフォーマンスの一回性と媒介性に着目し、アーティスト同士の共同制作による表象を通し、その可能性を探るものです。身振り、仕草、行動といった一回的な身体行為によって現れるパフォーマンスは、その場では一瞬で消えてしまうが、それを共有した人々の身体や認知に残っていきます。それは、伝達者/受容者という一方的な関係によって注入されたのではなく、パフォーマンスそのもの、またはそれを行うアーティストが「消えゆく媒介者」となることで、そこに意味が生起するものと言えます。

タイトルにもある「消えゆく媒介者(Vanishing Mediator)」という用語は、「ある行為者がある状態から別の状態への大きな変動や変化の条件をつくり出し、このプロセスが安定するようになると、それが目に見える場面からは消え去っていく運動」を意味します。私たちは、この概念に含まれる動的なダイナミズムや運動性に着目し、アーティストが繰り広げる刹那的な行為としてパフォーマンスと、その場に居合わせる観客との照応関係を探ろうとします。

スケジュール

2024年2月3日(土)

開館情報

時間
15:30〜17:00/19:00〜20:30(全2回)
入場料一般 2500円、25歳以下 2000円
展覧会URLhttps://peatix.com/event/3803326/view
会場ゲーテ・インスティトゥート東京(東京ドイツ文化センター)
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/jaindex.htm
住所〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館内
アクセス東京メトロ銀座線・半蔵門線青山一丁目駅4番出口より徒歩5分
電話番号03-3584-3201
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