ハワイを拠点に制作を続けるアーティスト、タイジ・テラサキはこれらの関係性をテーマとした展覧会「⾶翔Wings Over Crystalline Landscapes」を京都・両⾜院にて開催し、約40点の作品を発表します。⼤いなる⼤地に育まれたクリスタルの結晶を⽤いた作品やカラーフィールド・ペインティングはどれも禅寺特有の建築に宿る簡素でありながら本質的な美と呼応します。ほか、写真作品や掛け軸にもクリスタルの結晶が施され、特注の障⼦、陶芸家のロイ・クニサキとともに制作した茶碗なども展⽰されます。どの作品も、有機的なものと無機的なものの深い相互関係が強調され、変態(メタモルフォーシス)や結晶化、禅の瞑想といった要素それぞれが静かに、ゆっくりと変容していく様⼦を重ね合わせます。
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