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加藤高宏 「saudade」

ATSUHIKO SUEMATSU GALLERY
終了しました

アーティスト

加藤高宏
ATSUHIKO SUEMATSU GALLERYでは、2025年5月19日から5月31日の期間、加藤高宏による個展を開催いたします。

陶芸家である加藤高宏は生家でもある愛知県の窯で、今も大量の薪を用い、土と炎に包まれながら何日もかけてひと碗を焼成しています。造形にどれだけ心血を注いでも、最後には炎がその行き着く先を決める。加藤はそれを、いのりと表現します。神に捧ぐものを神品と言いますが、作家にとっては、器という形をとったものが、そのような存在であることは想像に難くありません。

陶に対する豊富な知識と経験、長年の挑戦に裏付けられた作品は、一定の品位を失うことなく実に多様な表情を見せていきます。

その関心は陶芸以外にも実に幅広く、特に古楽をこよなく愛好します。そして世界中を探索し、これまでも多くの文化に触れてきました。今年に入り、彼が関心を持ち訪れた場所はアマゾンの奥地深く、容易に人の文化が届かない場所であるといいます。言葉や詩、音楽、文学、それらを通した人々との交流を重要な主題としています。そして、それらの人生経験は全て、ひと碗の中に何を込めることができるのか、に帰結するのです。
主題として名付けられた「saudade(サウダージ)」は、ポルトガル語に由来する極めて詩的で繊細な言葉で、他の言語には正確に置き換えることのできない言葉です。一般的には、「失われたものへの郷愁」や「二度と戻らないものへの切ない想い」を表すと同時に、未来への前向きな気持ちや複雑な思いも含んでいます。本展では、すべて新作でギャラリーの空間を活かしたインスタレーションを行います。
ぜひご高覧ください。

スケジュール

2025年5月19日(月)〜2025年5月31日(土)

開館情報

時間
11:0018:00
入場料無料
展覧会URLhttps://atsuhikosuematsugallery.com/exhibitions/katotakahirosaudade
会場ATSUHIKO SUEMATSU GALLERY
https://atsuhikosuematsugallery.com/
住所〒107-0052 東京都港区赤坂9-5-12 パークサイドシックスB1-C Foundation
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅2番出口より徒歩3分、都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅6番出口より徒歩6分
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