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[画像: 寺林武洋「輪」 333×242mm (F4) 油彩、白亜地、パネル 2020年 所蔵者:川端淳司氏蔵]

寺林武洋 「LIFE」

下山芸術の森発電所美術館
終了しました

アーティスト

寺林武洋
このたび入善町下山芸術の森発電所美術館では、入善町合併70周年記念事業のひとつとして、入善町出身、広島県在住の洋画家、寺林武洋(てらばやし・たけひろ)の個展を開催いたします。

1981年富山県入善町生まれの寺林は、長岡造形大学でデザインを学びますが、絵画への情熱を抑えきれず、広島市立大学大学院に進学し写実的な絵画を専攻。同大学院修了と同時に白日会展で白日賞を受賞、数年後には同会会員に推挙されますが、自身の方向性との違いを感じて自ら退会。大阪のギャラリーなどを中心に作品発表を続け、2014年には第6回絹谷幸二賞奨励賞を受賞、同年のアートフェア東京でも個展を開催、現在は広島を拠点に制作活動を続けています。

寺林の作品はいわゆる優雅な写実絵画とは違い、自分の普段の生活に関わり合いの強い卑近なものをモチーフに描いています。現代では多くの作家が作品の制作にあたって写真などのメディアを活用する場合が多いですが、彼は可能な限り対象の前に立ち自身の眼を通して作品を描いており、制作に費やす大半の時間を対象の前で過ごしています。現代の殆どの人が物事をネットで見る社会において、物は二次元的に、事は平坦な情報として見られていると言っても良いかもしれません。しかし彼は、あくまでも対象を見ることへの異常なまでのこだわりを持ち作品を制作しています。普段の生活の中で接するありふれたもの、多くの人から見れば取るに足らないものであったとしても、彼自身にとってリアルなものを描きたい、理想化されたような絵ではなく、人間くさい絵を描きたいという感情が作品を成り立たせています。

これまでの主要な作品の中から約70点と、さらに新作を加えたものを本展では一堂に集めて展示します。

スケジュール

2023年10月21日(土)〜2024年3月20日(水)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
1月8日、2月12日は開館
11月24日、12月25日〜1月5日、1月9日、2月13日は休館
入場料一般 600円、大学生・高校生 300円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.town.nyuzen.toyama.jp/gyosei/bijutsukan/5460.html
会場下山芸術の森発電所美術館
https://www.town.nyuzen.toyama.jp/gyosei/bijutsukan/
住所〒939-0631 富山県下新川郡入善町下山364-1
アクセスJR北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅よりタクシー15分、あいの風とやま鉄道入善駅よりタクシーで10分
電話番号0765-78-0621
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