BLANK2008年、43歳でストリート写真を撮り始めた鈴木達朗は、国内外のコンテストで評価され、2013年にPhotoVogueのグランプリを受賞。翌年には会社を退職し、写真だけに打ち込むようになります。東京の路上をパーソナルドキュメントとして撮影し続け、2020年には「軋轢」をテーマとした写真集『Friction\Tokyo Street』をドイツSteidl社より発表しました。
その後、コロナ禍の混乱と親しい友人の逝去を経て、彼の視点は都市の喧騒から水へと移り変わり、『濤声-The Sound of Waves』では流動する生命の儚さ、そこに共にある力強さの描写を追い求めました。
そして今回の『Raw Power』は、彼自身の内側からの爆発であり、蓄積され続けた感情の放出でもあります。水、波、ポートレート、自然、都市——撮影された時間も場所も異なるこれらのイメージは、鈴木自身の生きてきた軌跡そのものとしてひとつの流れを成し、荒々しくも鮮烈なエネルギーを解き放ちます。鈴木達朗の「生」、原初的で、剥き出しの力が写真に込められています。
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