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「池田晃将の螺鈿」

銀座一穂堂
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アーティスト

池田晃将
池田晃将の螺鈿の作品は、日本の伝統工芸の技から始まり 現代の科学技術を駆使し、用の美を超えてコンセプトの世界へと進化している。

彼は、高校時代に世界遺産保存修復活動に参加してネパールに行った。その時見た緻密な建造物の表面装飾に惹かれ、その後もアンコールワットやエローラ寺院群やケルン大聖堂などの宗教建築を訪れるようになった。デコラテイブと言えるほどの細密な彫刻の集積が 圧倒的な力を持ち 人間に迫ってくる。遠い遠い昔の人間が造った建造物や彫刻に池田は心奪われてしまった。

デジタル世代に生まれ 現代に生きる池田にとって 何をどうしたら良いか?表現の道を模索し続け 情報時代の象徴である数字に辿り着いた。螺鈿の数字である。

螺鈿の材料となるアワビの殻の真珠層にレーダー光線で焼き入れ、その貝辺を水槽の中で 超音波によって揺らし 極小の数字を浮かび上がらせるような技術を 7 年かけて開発し 見えないほどのミクロの貝をカットする事に成功した。

香合や茶器や小箱を掌にのせると軽く 木曽檜の素地、漆、貝殻などの有機的な材料に 数字やデジタル信号や半導体のような無機質なデザインが池田晃将の螺鈿となった。

今回銀座一穂堂では、情報とインターネットの渦に飲み込まれそうな現代人にとって 最も近い意匠のデジタルを 日本の伝統工芸の技である螺鈿に組み入れた池田晃将の新作を紹介します。

スケジュール

2025年9月5日(金)〜2025年9月21日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日
入場料無料
会場銀座一穂堂
https://ginza.ippodogallery.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座1-8-17 伊勢伊ビル 3F
アクセス東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅7番出口より徒歩1分、東京メトロ銀座線京橋駅3番出口より徒歩3分、都営浅草線宝町駅A4番出口より徒歩4分、東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅A13出口より徒歩4分
電話番号03-5159-0599
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