終了した展覧会・イベントです

「不和のアート:芸術と民主主義 vol. 3」

東京藝術大学 大学美術館・陳列館
終了しました

アーティスト

ピオトル・ブヤック、藤井光、キム・ソンウン、中島りか、岡真理、円香、アレクサンドル・タルバ、ヴィクトル・ヤクシェフ、イリヤ・イェラシェヴィッチ、Watermelon Alliance
2022年、2024年に引き続き「不和のアート:芸術と民主主義 vol. 3 (The Arts of Dissent: Art and Democracy vol. 3)」を開催します。 最初の「不和のアート」展は、2022年5月、新型コロナウイルス感染拡大がようやく収束しつつある時期に、国際政治の急激な変容を受けて緊急開催されました。同年2月に始まったロシアによるウクライナの侵略が一つのきっかけです。第2回の「不和のアート」展は、2024年6月、前年に始まったイスラエルの徹底的なパレスチナ攻撃の最中に開催されました。もちろん問題はウクライナやパレスチナでけではありません。世界中でナショナリズムや自民族主義、レイシズムや排外主義が広がり、権威主義的国家の台頭、暴力による政治的弾圧、少数民族の迫害、原理主義の拡大が進んでいます。「不和のアート」展は、この民主主義の危機に対して、どのようにアートが関わることができるのかを考えようとしたものでした。

今回、第3回目の「不和のアート」展を引き続き開催しなければいけない状況に対して私たちは忸怩たる思いです。ロシアのウクライナへの侵略は依然として続いており、イスラエルのパレスチナに対する攻撃はもはや民族浄化(ジェノサイド)とも呼ぶべき最悪の状況へと突入しています。その一方でトランプ政権誕生後のアメリカは、近代的民主主義の理念さえも捨て去ろうとしているようにも見えます。ヨーロッパの右派勢力や排外主義は拡大を続け、アジアにおいても政治的緊張と原理主義が確実に進行しています。民主主義の機能不全はもはや否定することができません。

「不和のアート:芸術と民主主義 vol. 3 (The Arts of Dissent: Art and Democracy vol. 3)」は、政治、特に民主主義と芸術との関係を議論する一時的な場を作ろうというものです。この間の国内外の芸術と民主主義をめぐる議論を踏まえつつ、展示やパフォーマンス、ディスカッション、ワークショップを迎え、この危機的な状況において何ができるのか考えたいと思います。

スケジュール

2025年6月13日(金)〜2025年6月15日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
入場料無料
展覧会URLhttps://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2025/06/the-arts-of-dissent-vol3.html
会場東京藝術大学 大学美術館・陳列館
https://museum.geidai.ac.jp/
住所〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
アクセス東京メトロ千代田線根津駅1番出口より徒歩10分、JR上野駅公園口より徒歩10分、京成線京成上野駅正面口より徒歩15分、東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅7番出口より徒歩15分 ※駐車場はございませんので、お車での来館はご遠慮ください。
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

1件の投稿

すべて表示