「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」

水野美術館
4月4日開始
福富太郎【ふくとみたろう】(1931~2018)は、戦後の高度成長期を背景に、全国44店舗にものぼるキャバレーを展開して「キャバレー王」の異名をとった実業家です。その一方、父の影響で少年期に興味を抱いた美術品蒐集【しゅうしゅう】に熱中し、コレクター人生も鮮やかに繰り広げました。

福富は、念願だった鏑木清方の作品を手はじめに蒐集をスタートさせますが、著名な画家だけでなく、未評価の画家の作品であっても自身が良質であると信じれば求め、コレクションの幅を拡げていきます。さらには、関連する資料や情報を集めて対象への理解を深め、美術に関する文筆や講演も積極的に行い、美術品の魅力を広く紹介しました。こうして福富は、ほかと一線を画すコレクターとして注目される存在となったのです。

本展は、福富太郎の審美眼【しんびがん】に焦点をあて、その類稀【たぐいまれ】なるコレクションの全貌を紹介するものです。鏑木清方作品13点をはじめ、上村松園、北野恒富【きたのつねとみ】などの美人画に加えて、黎明【れいめい】期の洋画、戦争の時代を映し出す油彩画など約80点をご覧いただきます。

スケジュール

2026年4月4日(土)〜2026年5月24日(日)

開館情報

時間
9:3017:30
休館日
月曜日
5月4日は開館
5月7日は休館
入場料一般 1300円、高校生・中学生 700円、小学生 400円
展覧会URLhttps://mizuno-museum.jp/exhibition/2026-04-exhibition/
会場水野美術館
https://www.mizuno-museum.jp/
住所〒380-0928 長野県長野市若里6-2-20
アクセスJR信越本線長野駅東口より長野電鉄バス(日赤・水野美術館行き)「水野美術館」下車、JR長野駅善光寺口よりアルピコ交通バス(日赤・松岡行き)で「水野美術館前」下車
電話番号026-229-6333
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