「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」

滋賀県立美術館
7月3日開始
昭和の「キャバレー王」として知られる福富太郎(ふくとみ・たろう 1931-2018)は、1964年の東京オリンピック開催による好景気を背景に、全国各地に44店舗ものキャバレー(舞台のショーを見たり、会話を愉しみながら飲食をおこなう娯楽施設)を展開した実業家です。時代の波に乗り事業を成功させる一方、父親の影響で少年期から美術に興味を持っていた福富は、やがて鏑木清方(かぶらき・きよかた)作品との出逢いをきっかけに、美術品の蒐集に熱中していきます。

コレクターの福富は、その作品が有名な作家の手によるものかどうかということではなく、たとえば梶田半古(かじた・はんこ)や渡辺省亭(わたなべ・せいてい)、富岡永洗(とみおか・えいせん)、鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)や小村雪岱(こむら・せったい)など、当時一般にはあまり知られていない作家のものであっても、自身の眼で見て、良質であると信じた作品はコレクションに加えました。またコレクションに関連する資料や情報を熱心に集めて理解を深め、美術に関する文筆活動など、積極的な情報発信にも取り組みました。結果として、長らく埋もれていた作家が再評価される際や、ひとつの時代の特色について考察をおこなう展覧会において、福富が蒐集した作品の重要性が注目されるようになりました。

本展は、独自の信念のもと作品を追い求めた福富太郎の審美眼に焦点をあて、他に類を見ないコレクションの全体像を提示する貴重な機会となります。生前の福富と深い交遊があった山下裕二氏(美術史家、明治学院大学教授)を監修に迎え、福富が惚れ込んだ鏑木清方の10数点に及ぶ優品のほか、多彩な顔ぶれの画家による女性像、明治時代から第二次世界大戦を経て昭和40年代までの間に描かれた油彩画の数々など、魅力的な絵画作品80余点をご紹介いたします。

スケジュール

2026年7月3日(金)〜2026年8月30日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
7月20日は開館
7月21日は休館
入場料一般 1200円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円、未就学児・障がい者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.shigamuseum.jp/exhibitions/12990/
会場滋賀県立美術館
https://www.shigamuseum.jp/
住所〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
アクセスJR琵琶湖線瀬田駅南口より帝産バスまたは近江鉄道バス(「滋賀医大」「大学病院」行き)「文化ゾーン前」下車徒歩5分
電話番号077-543-2111
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