本展では、3つのモニターを用い、2000年代の渋谷のクラブにおけるライブペインティングの映像を公開します。それは個人的な回想にとどまらず、当時渋谷がクラブ文化の中心となるなか、多様なペインターが交わり、ジャンルとしての自意識が育まれる様子を記録した時代の証言です。映像は断片的ながらも、現場の熱気を伝えます。当時の若者が大人となったいま、記憶のかけらを新しい渋谷につなぎ留めることはできるのでしょうか。本展が「由来」への郷愁にとどまらず、これからの「新しい始まり」の糧となることを願います。都市と個人の時間のサイクルが共振する、LGSA by EIOS の出発点となる本展をぜひご覧ください。
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