「視覚の詩学 -Frames of Time-」

ATSUHIKO SUEMATSU GALLERY
12月26日終了

アーティスト

吉増剛造、加納典明、荒木塁
本展は、吉増剛造(1939–)、加納典明(1942–)、荒木塁(1977–)の3名を中心に、様々なアーティストの作品によって構成されます。

現代を代表する詩人でありながら、映像や造形など多岐にわたる創作領域で世界的な評価を得ている吉増剛造は、1990年代以降、写真を重要な表現手段のひとつとして制作を続けてきました。
これまでに「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」(2016年・国立近代美術館)、「涯の詩聲 詩人 吉増剛造展」(2018年・松濤美術館)などで多くの写真作品を発表しています。今回は、1999年から2000年にかけて制作された、多重露光写真に言葉を添えた小作品群を展示いたします。「パランプセストの庭」と題して2000年に発表された本作品群は、その後の吉増剛造による写真作品の方向性を示すものとなっていきます。

個性的なポートレートで広く知られる写真家 加納典明は、名古屋市立工芸高等学校を卒業後、1962年に写真家・杵島隆の助手として活動を始め、翌63年にはフリーランスの写真家として独立し、数々の重要な写真集を発表しています。
本展では、1969年にプライベートでニューヨークで撮影したシリーズ「New York 1969」を展示します。27歳の青年として単身ニューヨークの街に向き合った加納の視線は、強さと華やかさを併せ持った作品として確立された表現となっています。

荒木塁は、90年代後半からNYCのデッキカンパニー“ZOO YORK” に所属するなど、現在まで世界を舞台に活動しています。一方で荒木は日々の移動の中でフィルムカメラを携え、人物や風景を撮影し続け、自宅の暗室で伝統的な手法によるプリントを行う写真家でもあります。本展では、作家にとって重要な場所の一つである香港で撮影された代表作、最新作を含むプリント作品を展示いたします。

各分野で時代を牽引してきた3名のアーティストが、世界各地で見つめた視点を紹介するとともに、国内外の写真家たちによって1950年代から2000年代にかけて撮影されたプリント作品を併せて展示いたします。

スケジュール

開催中

2025年12月12日(金)〜2025年12月26日(金)あと12日

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
月曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.atsuhikosuematsugallery.com/exhibitions/frames-of-time
会場ATSUHIKO SUEMATSU GALLERY
https://atsuhikosuematsugallery.com/
住所〒107-0052 東京都港区赤坂9-5-12 パークサイドシックスB1-C Foundation
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅2番出口より徒歩3分、都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅6番出口より徒歩6分
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