終了した展覧会・イベントです

「時局と画家 川端龍子の1930~40年代」

大田区立龍子記念館
終了しました

アーティスト

川端龍子
―戦争に捷(か)った暁にさて芸術が無いとあっては淋しいものでしょう―

戦後80年、戦争の時代に画家たちは何を思い、作品を制作していたのでしょうか。上の一節は、太平洋戦争の破局的な状況下、1945 年6月に画室で展覧会を開催した日本画家・川端龍子(1885-1966)が案内状に書いたものです。そして、終戦間際に龍子は自宅を空襲で失うものの、10月には展覧会を開き、弱りきった龍に焼け跡から始まる戦後日本を象徴的に表した《臥龍》(1945)を発表したのでした。

本展では、「川端龍子の1930~40年代」をテーマに、龍子が自身で設立した美術団体・青龍社の展覧会で発表した作品を中心に、対日感情の悪化と昭和恐慌に揺れ「非常時」と呼ばれた1930 年代の作品から、大画面の連作に取り組んだ《波切不動》(1934)、《椰子の篝火》(1935)、《源義経(ジンギスカン)》(1938)等を出品します。また、太平洋戦争開戦後の作品では、海軍大将・山本五十六が戦死した年に描いた《越後(山本五十六元帥像)》(1943)、悪化する戦局への怒りや悲しみを表した《怒る富士》(1944)、《水雷神》(1944)等を展示し、画家として龍子が表した戦争への姿勢から、時局と画家について考えます。

スケジュール

2025年7月12日(土)〜2025年9月21日(日)

開館情報

時間
9:0016:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 200円、中学生以下 100円、65歳以上・未就学児・障がい者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/news/detail?84658
会場大田区立龍子記念館
https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi
住所〒143-0024 東京都大田区中央4-2-1
アクセス都営浅草線西馬込駅南口より徒歩15分、JR京浜東北線大森駅西口より東急バス(荏原町駅入口行き)「臼田坂下」下車徒歩2分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません