山口県立萩美術館・浦上記念館約1,600年前の古墳時代に生まれたやきものSUEKI=「須恵器」。硬くて丈夫な、灰色のこのやきものは、朝鮮半島から伝来した新たな技術で生産が始まり、その後の日本における陶磁器の礎となりました。
須恵器は人々の生活に浸透し、古墳時代には墳墓における祭祀【さいし】の器として、飛鳥時代以降は仏教寺院での什器【じゅうき】、官衙【かんが】(古代の役所)で行われた饗応【きょうおう】の器として用いられるなど、次第にその形を変えていくこととなります。さらに、大陸文化の影響を受けながら、日本の文化や生活様式に合わせて独自に発展を遂げていきます。その多様な造形からは、当時の社会のあり方や人々の精神性さえもうかがえます。
本展は、最新の研究成果を反映した約40年ぶりとなる大規模な展覧会です。九州から関東・東北に及ぶ全国各地で作られた重要文化財11件を含む名品約200点を紹介します。古代の人々が残したカタチから、彼らの創造力をお楽しみください。
前期:7月3日(金)~8月9日(日)
後期:8月11日(火)~9月23日(水・祝)
※8月10日に一部展示替えを行います。
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