「お父さん お母さんへ-ハンセン病療養所で書かれたある少年の手紙-」

国立ハンセン病資料館
12月27日終了
この企画展で展示するのは、療養所へ入所した少年が、家族へ書いた手紙です。
手紙には、家族と引き離された少年の思いが詰まっています。そのうち菊池恵楓園での中学生時代から、長島愛生園での邑久高等学校新良田教室時代の7年間(1961~1967年)に書いた13点を選んで展示します。

手紙からは、一見すると、療養所の中でも社会の人々と共通するような生活が営まれているように思えます。しかし、社会復帰しようとすると偏見・差別という巨大な壁が常に少年の前に立ちはだかりました。何より、この企画展では手紙の持ち主を仮名「勝彦」で表記しています。少年は現在77歳になりますが、本名を明かせないという点で壁は現在も存在しているのです。

かつて勝彦の前に立ちはだかり、今でも存在するその壁を壊すことができるのは誰なのでしょうか。それは、少年自身でしょうか。それとも家族でしょうか。あるいは、社会の中で生きる私たち一人ひとりでしょうか。直筆の手紙を通して、考えていただければ幸いです。

スケジュール

開催中

2025年9月27日(土)〜2025年12月27日(土)あと13日

開館情報

時間
9:3016:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttps://www.nhdm.jp/events/list/8514/
会場国立ハンセン病資料館
https://www.nhdm.jp/
住所〒189-0002 東京都東村山市青葉町4-1-13
アクセス西武池袋線秋津駅南口より徒歩20分、西武池袋線清瀬駅南口より西武バス(久米川駅北口行き)「ハンセン病資料館」下車、西武新宿駅久米川駅北口より西武バス(清瀬駅南口行き)「ハンセン病資料館」下車、JR武蔵野線新秋津駅より西武バス(久米川駅北口行き)「全生園前」下車徒歩10分
電話番号042-396-2909
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