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“Transmutation 002” 2025

東影智裕 「ダーク・フォレスト」

Gallery Nomart(ギャラリーノマル)
終了しました

アーティスト

東影智裕
ウサギやウシといった動物の頭部のようなものをモチーフにした彫刻作品で知られる現代美術家、東影智裕。緻密な毛並みに覆われた精巧な作品群は一見すると写実的ですが、自身の記憶のみでかたち作るその造形は見る人に不思議な違和感と余韻を残します。

“生と死”を根幹のテーマに持つ東影の作品は、相反する要素の境界を曖昧なものにしながらも強い存在感を放ち、リアリティとイマジネーションを共存させたまま静かに空間に佇みます。それは生と死の共存でもあります。近年では、生命の気配を残しながらも繁殖する毛並みそのものに注目した、より抽象的なアプローチも試みています。

ノマルでの前々回2018年の個展では、映像と彫刻を融合させたインスタレーションや、立体作品で使用する素材を用いた新たな平面作品を発表。また前回2021年の個展時には陶と流木とを積み重ねたこれまでにない立体作品を展示し、それまでの作風を知る人たちを驚かせました。そのように、東影は根底に一貫したコンセプトを持ちながらも常に新しい表現手法にも果敢に取り組むことで、自身の創作の幅を広げ、また制作することへの探求を深めていっています。

昨年秋に急逝したノマルディレクター・林から提案された今展タイトル「ダーク フォレスト」の言葉に導かれるように、東影は昔から馴染みのある自宅の裏山の奥に分け入り、その場所での時間の経過の中で見た光、聞こえた音を記録しました。そこでは自分の制作の根源的なものに改めて向き合うきっかけになったといいます。
今展ではその時の気づきを元に、自己の根源を深く意識しながら感覚と思考を両輪とした作品制作に取り組んでいます。また今回初めての試みとして写真作品にも挑戦。その他、みる人の感性を開くような展示の要素も実験的に取り入れる予定です。

芯となるものを強く持ち、また深く探求しながら、合わせて常に新たなチャレンジを続ける東影智裕の新作展をご期待ください。

スケジュール

2025年6月28日(土)〜2025年7月26日(土)

開館情報

時間
13:0019:00
休館日
日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.nomart.co.jp/exhibition/detail.php?exhCode=0218
会場Gallery Nomart(ギャラリーノマル)
https://www.nomart.co.jp
住所〒536-0022 大阪府大阪市城東区永田3-5-22
アクセス地下鉄中央線深江橋駅1番出口より徒歩5分
電話番号06-6964-2323
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