澁木智宏「ひと続きのかたち」

GALLERY TAGA 2

終了しました

アーティスト

澁木智宏

澁木智宏は、フェルトで身の回りのものを包む立体や衣装作品、また近作では石粉を用いて石などを覆っていくシリーズを制作し、日常の暮らしの中で人々が無意識に記号として認識している物事を、「包む」「覆う」ことで「等しくぼかし」、さらに「共通項を抽出」することによって表層の個別性の内に潜む一体性・連続性といった観点を提示しています。

澁木の故郷、北海道小樽市は冬になると人物や建物、自然など全て雪で覆われ、その景色は彼に日常からの解放と安堵、そして想像の余地を与えたといい、さらに自身の手で行われる身の回りのフェルト化は自己を見つめることであり、自己を問いただすことでもあると話します。

2024年には国際的ファッションコンテスト「ITS」にて3部門を受賞するなど、美術、デザイン、ファッションの領域を横断する活動を行う澁木智宏、GALLERY TAGA 2では2021年に約1カ月のオンライン限定展覧会以降初のギャラリー空間での展示となります。

スケジュール

2024年10月17日(木)〜2024年11月2日(土)