この度HECTAREでは、アーティスト・大﨑土夢による個展「Shadows of the Empire」を開催します。社会の中で私たちは、制度や評価、関係性といった構造のなかで、知らないうちに振る舞い方を形づくられています。制作や表現も、その外側にあるものではありません。絵画は個人の行為として始まりますが、展示や評価、流通と切り離されることはなく、置かれる文脈によって意味や位置を変え続けます。
「shadow of the empire」というタイトルは、制作のなかで取りこぼされてきたものや、知らないうちに身についた感覚や判断の癖、作家自身が距離を取ろうとしてきたものを、あえて残しています。それらは意識されることなく、判断や手つきのなかに入り込み、制作の前提として作用し続けています。教育や制度、過去の経験、刷り込まれてきた常識とともに残り続けてきた構造が、絵画のなかに留められています。
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