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吉田徹 「ON GOING」

GALLERY&CAFE SOQSO(ソーキューソー)
終了しました

アーティスト

吉田徹
吉田 徹が現在も所属する「アニメアール」は、当時殆どのアニメ制作会社が東京に拠点を置いていた時代、大阪という物理的距離に不利な土地柄であったにも関わらず、アニメ業界のフロントラインで数々の偉大な作品を手掛けた会社であり、少なくともその理由の一つが吉田 徹であると言っても過言ではないかもしれない。
また、吉田 徹を語る上で外せないのがやはり「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」をはじめとする多くのガンダムシリーズで原画、メカ作監を担当していることであるのは間違いないが、それだけには留まらずメカをはじめ人物はもちろんのこと、実際には存在しないクリーチャーなどをアニメとしてしっかり動かす事にも定評がある。

「裏世界ピクニック」に於いてエンドロールのクレジットに絵コンテ、エフェクト作画監督、クリーチャー作画監督とされたことや、数多あるマニアックなアニメから、「進撃の巨人」「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズなど、幅広く知られるアニメでも原画や作画監督、メカデザイン、絵コンテ、演出、監督として活躍していることからもその実力を窺い知ることが出来る。
これらの評価は決して大袈裟なものではなく、間違いなく吉田 徹が生粋のアニメーターであるという証拠の一つであり、ご本人は微塵もそのように思っておられるはずもないが、常日頃から恐ろしい程の数の絵を、まるで呼吸するかのように、気が遠くなる程の長い年月を費やして「絵を描く」という動作に真剣に向き合い、そして「描き続ける」ことを成し遂げ、今、この瞬間も正に描き続けているであろう天才の所業が故の、必然であると確信している。

今回皆様にご紹介させて頂くのは、吉田 徹がアニメとは別の次元で描き続けている主にペンシルを用いた作品の数々である。
それでさえ恐ろしい程の物量があり、今回全てをご紹介させて頂くのは不可能であるため、展示出来るのはその膨大な吉田アーカイブのほんの一部ではあるが、断腸の想いと共に厳選した作品となる。
しかし、アニメファンも、またそうでない方も、既に大人になってしまった人も、そうでない方も、老若男女問わず、確実に「本物」の息吹を今回の展示の作品群から感じることが出来るだろう。吉田 徹はこれからも何を犠牲にする事もなく、瞬きのように自然に、そして自由に描き続ける。これは現代の「アニメーター」という名前の職業に置き換えた、一人の「サムライ」の生き様なのだ。

スケジュール

2024年11月23日(土)〜2024年12月1日(日)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
火曜日、水曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.soqso.jp/2024/09/30/%e5%90%89%e7%94%b0%e5%be%b9/
会場GALLERY&CAFE SOQSO(ソーキューソー)
https://www.soqso.jp/
住所〒600-8812 京都府京都市下京区中堂寺北町18
アクセスJR嵯峨野線丹波口駅より徒歩4分、阪急線西院駅より徒歩15分
電話番号075-874-2155
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