富山県水墨美術館平川敏夫(1924-2006)は、創画会を中心に活躍した日本画家です。富山県では、「現代日本美術の展望-日本画」(1981年、富山県立近代美術館)、当館で開催した「現代の水墨画1」(2000年)、「現代の水墨画2004―墨の可能性と新たなる創造」(2004年)、「あつまれ墨画アーティスト―水を描く・水で描く」(2016年)、「墨画×革命―戦後日本画の新たな地平」(2019年)で紹介しており、これまで継続してその画業に注目してきました。
平川は、活動の当初からさまざまな風景画に挑む中で、樹木の生命力を主題とするシリーズを展開しました。やがて樹塊のイメージから椿や松、梅といった老木を扱うようになります。そして、画業の後期には染色技術を応用し、マスキングによる白抜きの効果を取り入れ、深山幽谷などを描く中で、独自の水墨表現を追求しました。本展では、没後20年にあたるこの節目に、初期から晩年にいたる画業を、郷里の愛知県にある豊橋市美術博物館のコレクションを中心に振り返ります。創画展に出品された大作やスケッチなど約50点により、自然に魅せられ、自然の生命力を樹々にその姿を借りながら描き続け探求した幽遠な世界とその深化の変遷を紹介します。
前期=7月17日(金曜日)~8月16日(日曜日)
後期=8月18日(火曜日)~9月6日(日曜日)
[関連イベント]
1. スペシャルギャラリートーク
日時: 7月18日14:00〜
登壇者: 大野俊治(碧南市藤井達吉現代美術館・特任学芸員)
会場: 企画展示室1・2
2. 水墨画ワークショップ 「白で描く―濃淡の墨が重なりあう[白抜き]技法を体験しよう!」
日時: 8月8日13:00〜16:30
登壇者: 三木登(画家、創画会会員)、杉木智美(画家、創画会准会員)
会場: 映像ホールほか
定員: 20名(要事前申込み)
3. 当館学芸員によるギャラリートーク
日時: 7月20日、8月30日14:00〜
会場: 展示室1・2
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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