佐伯俊男(1945-2019)は宮崎県で生まれ、幼少期を大阪で過ごし、1969年に上京。翌年、平凡出版(現:マガジンハウス)発行の男性向け週刊誌『平凡パンチ』でグラビア数ページが掲載され、デビューを果たしました。1970年に処女作品集『佐伯俊男画集』(アグレマン社)を発表。エロス、ユーモア、ホラーを織り交ぜた独特の作風で寺山修司や澁澤龍彦らの賞賛を呼び、さらに、1972年にはジョン・レノンとオノ・ヨーコのアルバム『Sometime in New York City』のジャケットに使用されるなど、瞬く間に国内外で熱狂的に受け入れられました。
佐伯の作品は、現代の春画や妖怪画と評され、日本のアンダーグラウンドシーンのイラストレーションという文脈だけに留まらず、世界各国で展示されています。2019年にはJeffrey Deitchでのグループ展「Tokyo Pop Underground」、2024年にはリトアニア国立美術館での「Beauties, Ghosts and Samurai」展にも出展するなど、死後もなお日本文化と歴史の特異性を体現する作家として、その存在感を強め続けています。
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