「繋 -歴史の狭間を支えた人々-」

樂美術館
残り2日
伝統を守り、創造へと結びつける。歴史はそうして時代を開いてきました。
中でも、血筋を繋ぎ代の継承を果たして、伝統を守り続けた家があります。京都で450年間「一子相伝」の伝統を守る樂家は、その典型的な継承のあり方と言えます。樂家は、たった一人の子息が伝統を受継ぎ、作陶の全工程を己一人でこなしてきました。弟子を持たず、職人の分業を一切行わず、そのあり方は現代の作家性に近いとも言えます。

しかし、順風満帆に450年を経てきたわけではありません。一子相伝の樂家も跡継ぎの途絶える危機に幾度か見舞われています。子息を授からず養子をとる代もあれば、病弱の兄に代わって、弟が代を継続することもありました。さまざまな苦労や困難を父と子、母、娘、兄弟がそれぞれの立場で支え、その伝統を現代にまで繋げてきたのです。樂美術館には、そうした一子相伝の狭間を支え次代に繋げた人々の作品が残されており、作品を通し細やかな家族の情愛をも感じられます。
本展覧会では「一子相伝」のあゆみと共に、その狭間で「家族」として歴代を支え繋げてきた人々の奮励の軌跡に焦点を当てます。

スケジュール

開催中

2025年8月9日(土)〜2025年12月21日(日)あと2日

開館情報

時間
10:0016:30
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 1200円、大学生 1000円、高校生 500円、中学生以下 無料
会場樂美術館
https://www.raku-yaki.or.jp
住所〒602-0923 京都府京都市上京区油橋詰町84
アクセス地下鉄烏丸線今出川駅6番出口より徒歩11分
電話番号075-414-0304
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