尼崎市総合文化センター白髪一雄(1924~2008年)は尼崎市ゆかりの抽象画家です。床に広げたキャンバスに大量の絵の具を置き、天井から吊り下げたロープにつかまり素足で描く独自の技法「フット・ペインティング」を確立しました。1955年、前衛美術グループ「具体美術協会」(具体)に参加し、1972年に解散するまで中心的なメンバーの一人として活躍しました。白髪はアメリカ、イタリア、オランダ、フランス等の都市で開催された国際芸術祭および「具体」の海外展へ数多く参加し、「具体」のメンバーらとともに注目を集めました。
1957年、フランスの評論家ミシェル・タピエが来阪し交流を持ったことをきっかけに、白髪は翌年、作品をヨーロッパに送る契約を結びました。以降、多くの作品が海を渡り、その一部は現在国内外の美術館にも収蔵されています。
本展では、代表作『水滸伝豪傑シリーズ』のひとつ《天富星撲天雕》を展示すると共に、国内外における美術館等の作品の分布を示します。併せて、当時の展覧会の様子や作品と日本の伝統文化との関わりなどを、写真と資料で振り返ります。
今もなお世界各地で展示され、国境を越えてファンを魅了し続ける白髪一雄の作品とワールドワイドな活動の軌跡を、関連資料等とともにご覧ください。
会場: 白髪一雄記念室
[関連イベント]
担当学芸員による展示作品の解説を行います。
日時: 12月17日、2023年1月28日、2月25日(予定)各日 14:00〜(約30分)
定員: 各日10名
申込み: 不要
参加費: 無料(白髪一雄記念室の当日券が必要です。)
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