[右上]菅野陽《夜のおつかい》1957年、[中上]菅野陽《月と子供》1960年、[中下]浜田知明《初年兵哀歌(歩哨)》1954年 ©Hiroko Hamada 2025/JAA2500160、[右下]浜田知明《風景》1967年 ©Hiroko Hamada 2025/JAA2500160 (すべて茅ヶ崎市美術館蔵)

「菅野陽と浜田知明 銅版画の夜明け前」

茅ヶ崎市美術館
2月23日終了

アーティスト

菅野陽、浜田知明
日本で銅版画に取り組む芸術家が急速に増加するのは、1950年代に入ってからです。材料や道具、学ぶ場が限られたなかで果敢に技法を取得し、独自の表現へと昇華させた銅版画家が多くいました。当館収蔵作家の中から、そうした銅版画界の黎明期に新しい表現を求めた菅野陽(すがの よう・1919-1995)と浜田知明(はまだ ちめい・1917-2018)を紹介します。

菅野は複雑な線と面を組み合わせた表現で「人体」に着目した作品を多く手がけるだけでなく、銅版画史の研究者としても知られる茅ヶ崎ゆかりの銅版画家です。一方、浜田は菅野よりも更に早く1950年の時点ですでに銅版画に本格的に着手し、自身の過酷な戦争体験を踏まえて発表した『初年兵哀歌』シリーズによって一躍注目されました。自分や社会への問いかけをユーモラスに表現した作品は当時から世界的に評価されています。

本展は手探り状態であった銅版画界全体に日が差し込む直前、まさに夜明け前に活動時期が重なる2人の軌跡を辿ります。段階的に意識が高まってゆく銅版画の盛り上がりと熱気をどうぞお愉しみください。

スケジュール

開催中

2025年12月13日(土)〜2026年2月23日(月)あと71日

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
1月12日、2月23日は開館
12月29日〜2026年1月3日、1月13日は休館
入場料一般 400円、大学生・市内在住65歳以上の方 200円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い 無料
展覧会URLhttps://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/9563/
会場茅ヶ崎市美術館
http://www.chigasaki-museum.jp/
住所〒253-0053 神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
アクセスJR相模線・東海道本線茅ヶ崎駅南口より徒歩8分、JR茅ヶ崎駅南口よりコミュニティバスえぼし号「図書館前」下車徒歩3分
電話番号0467-88-1177
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