終了した展覧会・イベントです
[画像: YOHEI IMAMURA dots 2020-2021 screen-print, oil ink(detail) 205 x 157 x 2 cm]

今村洋平 「two peaks」

KAYOKOYUKI
終了しました

アーティスト

今村洋平
この度KAYOKOYUKIでは、今村洋平の3回目となる個展「two peaks」を開催いたします。本展では、今年4月に閉幕したインドのコチビエンナーレ2022に出品された作品、「dots 2020-2021」と「two peaks 2022」が、国内で初めてお披露目されます。

今村洋平は、これまで一貫してシルクスクリーンを使った彫刻的な作品を制作しています。
シルクスクリーンとは、一般的には版画制作などに用いられる技法で、メッシュ状の版の孔からインクを押し出すことでさまざまな絵や模様が印刷することができます。このとき版の孔を通過したインクは、支持体に0.01ミリにも満たないごく僅かの厚みを伴った層を構成します。今村は、シルクスクリーンによるこの極薄のインクの層を数百回、数千回と重ねる行為を集積することで、複雑な幾何学模様や、山脈の形状を作り出していきます。

今村が自ら編み出した制作方法は、複雑な構造を持つ完成した作品にだけでなく、その制作過程にも大きな影響を与えています。版の数や配置を指定する設計図や、インクの種類や色、レイヤー数を記したログには、作家の試行錯誤が表れています。また、作品の完成までに半年から一年以上の期間をかける必要があることもあり、自分の身体に合わせたスムーズな作業のため、シルクスクリーンを置く作業台や作品を出し入れする棚、それらの配置や、作品の支持体などにも細かな工夫がなされています。さらに、版を刷るときのリズムや作業台と棚の間を移動するステップ、版に残ったインクを洗う作業、眼鏡をなおす仕草にいたるまで、制作に伴うあらゆる行為が、あたかもひと繋がりの儀式でもあるかのように寸分の狂いもなく繰り返されています。そこには原初的な手作業による営みに潜む、今村自身の無意識的な感覚や精神が顕現しているように思えるのです。

本展覧会のタイトルにもなっている「two peaks」では、2種類の版を使用するという新しい手法が試みられています。2つの版には、それぞれにほんの少しだけズレた位置に孔が空いており、ひとつの版では黒のみを、もうひとつの版では様々な色のインクを交互に刷っていきます。この手法により積み重ねられたインクの層は、見る方向によって全く違った印象を見るものに与えます。今村の新たな展開を是非ご高覧ください。

スケジュール

2023年7月8日(土)〜2023年8月6日(日)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、火曜日、祝日

オープニングパーティー 2023年7月8日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://www.kayokoyuki.com/jp/230708.php
会場KAYOKOYUKI
http://www.kayokoyuki.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F
アクセス東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1b出口より徒歩2分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩12分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅7番出口より徒歩13分
電話番号03-6873-6306
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません

Tokyo Art Beat Mail Magazine

アートの最新情報を、毎週お届けします。
登録は無料です。