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[画像: 寺内曜子 "一即多多即一 One is Many Many is One" (Detail) 2022, backdrop paper, plaster, size variable Photo:柳場大 Masaru Yanagiba, Courtesy of MAU M&L 武蔵野美術大学 美術館・図書館]

寺内曜子 「One is Many Many is One」

HAGIWARA PROJECTS(ハギワラプロジェクツ)
終了しました

アーティスト

寺内曜子
11月1日より、HAGIWARA PROJECTSにて、寺内曜子の個展「One is Many Many is One」を開催いたします。
寺内は、これまでロンドンやドイツなど、国内外の美術館やギャラリーで多数の展覧会に参加してきました。今回、弊ギャラリーでは初の個展となります。

1979年に渡英し、セント・マーチン美術学校に入学した寺内は、当時最も影響を受けていた彫刻家、アンソニー・カロの元で作品制作を始めます。しかし、物事を主観的に定義する価値基準や、モノとしての完成度を目指す「造形作業としての彫刻制作」に疑問を持つようになり、自身の作品を、特定の視点によって生まれる対立や区別を否定して、モノではなく必然的に起こる現象「コト」を用いた作品へと移行します。

「ホット・ライン」「パンゲア」などの作品では、電話ケーブル、紙などの物を通じ、それらの持つ表裏、内外などに端的な二元性の区別をなくした状態を見せることで、相対性を浮き彫りにし、対立構造の解消をデモンストレーションしています。
また「空中楼閣」などのサイトスペシフィックなインスタレーションは、壁や天井などに塗られた色面や直線を用い、我々がその場で認識している空間が、全貌を把握できない世界の一部分でしかないということを、空間を通じて示唆し、視覚的に訴える作品です。

いずれの作品も、紙を丸める、空間や物の一部分に色をつけるなど、物に対して何も足し引きせず、その素材や場所の性質が持つ必然的な形を引き出しながら、世界には区別や対立は無く、いかに私たちの理解や見方が、それらを生んでいるかという問いを作品で提示します。

本展では、2005年から続けているシリーズ「ONE」の最新作「一即多多即一」を展示します。寺内は作品を通して「私たちが何かを「一つ」と数えた時から世界の分裂が始まるのでは無いでしょうか」と問いかけます。

スケジュール

2023年11月1日(水)〜2023年12月9日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
11月2日〜5日は10:00開廊
11月5日は18:00まで
休館日
日曜日、月曜日、火曜日

オープニングパーティー 2023年11月4日(土) 18:00 から 19:00 まで

入場料無料
会場HAGIWARA PROJECTS(ハギワラプロジェクツ)
http://www.hagiwaraprojects.com/
住所〒135-0006 東京都江東区常盤1-13-6 1F
アクセス東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線清澄白河駅A1出口より徒歩7分、都営新宿線・大江戸線森下駅A7出口より徒歩6分
電話番号03-6300-5881
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