終了した展覧会・イベントです

塩原有佳 「オープンスタジオ 別館」

株式会社たけやま
終了しました

アーティスト

塩原有佳
千葉県東部の田園風景が広がるのどかなエリア、山武市を拠点に活動をする画家・塩原有佳が、オフシーズンの巨大な米保管庫を会場に、過去作品から制作中の最新作までを一挙に公開するオープンスタジオを開催する。個人としては最大規模の展示となる。

塩原有佳は、1985年茨城県生まれ、名古屋造形芸術大学(現・名古屋造形大学) 洋画コースを修了し、絵画(油彩)を中心に制作をしている。
主なグループ展は、「VOCA展2022」上野の森美術館(東京 2022)、「清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ」清須市はるひ美術館(愛知 2021)などがある。

塩原が拠点としている山武市は、昔から米の生産が盛んに行われてきた。米の収穫は8月〜9月が最盛期となり、収穫までの時期は米の保管庫がカラとなる。地域の米作りを守ろうと奮闘する若き社長が、オフシーズンの米保管庫を活用すべく、本展の会場となった。
高さ約5メートル、二重構造で鉄筋が仕込まれた頑丈な基礎に、さらに厚さ25センチメートルに流しこまれたコンクリートの床が、最盛期には天井まで積まれた米の重さで沈むと言う。高さのある天井や、室内の温度を一定に保つ設備など、米の品質を確保するために整えられた環境は、まさにアート作品の展示空間として抜群の相性といえるだろう。

塩原の作品の特徴は、なんと言ってもその大きさにある。最大サイズの作品シリーズでは、2.6メートルにもおよぶキャンバスに描く。選定したモチーフの一部を使用したり、不明瞭に描く事で「何かに見えるけどよくわからない」印象を表現している。
本展では、約370平米におよぶ巨大な米保管庫に、そのダイナミックな作品が一同に配置され、過去作品から制作途中の最新作まで、一挙に公開されるアーカイブ的な展示の機会となる。

スケジュール

2023年5月19日(金)〜2023年6月9日(金)

開館情報

時間
11:0017:00
休館日
月曜日、火曜日、水曜日、木曜日
入場料無料
会場株式会社たけやま
住所〒289-1321 千葉県山武市富田ト1026
アクセスJR総武本線・東金線成東駅より徒歩13分
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません