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藤原勇輝 「4·3 Art Project-逆走して歴史と出会う-1部『裏』編 大阪・生野」

いくのコーライブズパーク
終了しました

アーティスト

藤原勇輝
移民、ディアスポラをテーマとした体験型、参加型の展覧会。大阪・生野区という移民やディアスポラの方々が多く住まれた地域で展覧会を開催し、世界的に話題、問題になっている移民、ディアスポラについて考察します。

本アートプロジェクトは、1948年4月3日に韓国・済州島で起こった「済州4·3」と日本の関係性をテーマとしたプロジェクトです。アーティスト・藤原勇輝の発案のもとプロジェクトの骨格が構築されました。このプロジェクトは1部(大阪・生野区)、2部(長崎・大村)、3部(韓国・済州)の順番で1年ごと、計3年かけて、3部作の展覧会を展開する計画です。
2016年に済州島のレジデンスに3ヶ月間滞在していた藤原は、アメリカ軍統治時代に始まった済州島内での虐殺事件「済州4·3」を初めて知り衝撃を受けました。さらに、その事件と日本の関係性が非常に深いことから、何か日本で中長期的なプロジェクトができないかと思ったのがこのプロジェクトを始めるきっかけとなっています。今回の1部の展覧会の舞台となる大阪・生野区は当時、多くのコリアンの方が貨物船、漁船に隠れて済州島から逃れてきた地域で、今も多くの方が在日コリアンとして世代を重ねて生活されています。

本展覧会は、その大阪・生野区の多文化共生の拠点「いくのコーライブズパーク(いくのパーク)」で開催いたします。「いくのパーク」は、韓国・朝鮮にルーツを持つ子どもたちが多く通っていた「御幸森小学校」跡地をリノベーションして生まれ変わった場所です。その記憶が残る場所に「裏」というテーマを掲げ、2つの作品(空間)を構築します。一つは、数字を用いた没入型インスタレーション。もう一つは、観客が制作する参加型彫刻作品です。歴史とアートが出会いその狭間で生まれる創造性を創出する試みです。
そして、昨今の移民やディアスポラの状況を踏まえながら、「済州4·3」と深い関わりがある生野区を舞台としたアートプロジェクトを通して歴史に触れ、リアルに移民やディアスポラを考察できる場となれば幸いです。

[関連イベント]
クロージングイベント
日時: 5月24日14:00〜17:30
・トークイベント「私たちはこの記憶にどう関わるのか」 14:00〜16:30
会場: いくのコーライブズパーク(いくのパーク)1Fわかくさ学級(4・3 Art projec展覧会場隣)
定員: 30名※事前申込制/先着順
参加費: 無料
・ダンスパフォーマンス「存在」17:00〜17:30
会場: いくのコーライブズパーク(いくのパーク)1F多目的室(4・3 Art projec展覧会場)
定員: 30名*申込不要/当日先着順です。
出演: 知念大地
参加費: 無料
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2025年4月3日(木)〜2025年5月25日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
水曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://43artproject.jimdosite.com
会場いくのコーライブズパーク
https://ikuno-park.jp/
住所〒544-0034 大阪府大阪市生野区桃谷5-5-37
アクセス地下鉄千日前線・JR環状線・近鉄線鶴橋駅より徒歩20分
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