Buffer(バッファ)本展は、沖縄市を拠点に制作を続ける美術家・三島友希による個展です。タイトルの「PAWN SHOP」は、三島が沖縄で見てきた風景や記憶、そして人々の生活の断片に着想を得ています。
かつて質屋では、利息の支払いごとに質札の裏へ日付と金額が手書きで記される習慣がありました。三島はその「裏書き」という行為に、人の暮らしの軌跡や感情、記憶の真実が表れると捉えています。
会場には、過去の記憶や見過ごされた痕跡をモチーフにした平面作品を展示します。作品は一見無作為な断片を組み合わせたように見えますが、時間の経過や個人の経験を視覚化したものです。剥がされたもの、忘れられたもの、記録されなかったものが、改めてそこに“存在”として提示されます。
「PAWN SHOP」は、所有・喪失・記録・匿名性といったテーマを含みながら、美術表現を通して個人史と社会的背景の交錯を提示する試みです。
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