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The Earth, I am, 2025, Monotype Paper mounted on panel, H72.7 x W116.7 x D3.1 cm

長嶋由季 「太陽が眠るとき、月は踊りだす」

AKIINOUE
終了しました

アーティスト

長嶋由季
AKIINOUEでは7月12日より、長嶋由季の個展「太陽が眠るとき、月は踊りだす」を開催いたします。

長嶋由季は1989年東京生まれ。多摩美術大学大学院修了後、Zea Mays Printmaking(アメリカ)、Ratamo Printmaking and Photography Centre(フィンランド)など、国内外のアーティスト・イン・レジデンスに参加してきました。また、作品は国立台湾美術館(台湾)、ユヴァスキュラ市美術館(フィンランド)に収蔵されるなど、国内外で高く評価されています。

長嶋は、17世紀にイタリアで初めて用いられたとされるモノタイプ(版に直接描画し、それを紙に写し取る複数刷ることのできない版画技法)のテクニックを用い、一枚の版に何度も絵具を塗り重ね、一枚の絵を完成させていきます。複雑に揺れ動く世界の断片を、多角的に、そして詩的に眺め、そこに新たな形と意味を与える長嶋の表現は、深い思索と繊細な感受性が共鳴した、従来の版画や絵画の枠組みを静かに押し広げるような、新しい現代の表現と言えるでしょう。

長嶋は本展について次のように語ります。
私たちが生きるこの地球では、様々な環境のもとで生命活動が同時多発的に発生しています。細胞が増え、物質を合成し、エネルギーを得るという生命の基本的な活動、そしてそれらが発展して起こる世界の中で、私たちは日々生きています。
本展「太陽が眠るとき、月は踊りだす」は、もし太陽が眠ったとしたらその世界では月は踊っているかもしれないといった空想です。私は、私が今この瞬間を生きていることや、私が生きるこの世界が自分の手の届かない奇跡の連続で存在しているという現実を俯瞰しながら、森羅万象を観察し、世界を解釈するために絵を描いています。」

本展覧会では、新作のモノタイプペインティング約20点の発表を予定しています。モノタイプという一度きりの技法を通して描かれる、取り消せない痕跡と美しさ、記憶と身体の断片を、皆様にお楽しみいただけますと幸いです。

スケジュール

2025年7月12日(土)〜2025年8月9日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
日曜日、月曜日、祝日

オープニングパーティー 2025年7月12日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://akiinoue.com/ja/exhibitions/yuki-nagashima-when-the-sun-sleeps-the-moon-dances
会場AKIINOUE
https://akiinoue.com/ja
住所〒150-0034 東京都渋谷区代官山町2-3 THE ROWS 2F
アクセス東急東横線代官山駅北口より徒歩8分、JR渋谷駅新南口より徒歩10分
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