オオタファインアーツではジャオ・ヤオ(趙要)と半田真規による二人展を開催いたします。 日本では初めての発表となる北京在住の作家ジャオ・ヤオはビジネス書のダイアグラムをキャンバスに描く、《A Painting of Thought》で考えること自体を可視化し、チベット僧が山中で瞑想するテントの中に現代の知性であるTEDのレクチャーを挿入する《Signals from Heaven》では、宗教や現実世界にとって求められる知見とは何かを自問します。 一方の半田真規は、知覚と現実の亀裂として現れる場所を映像に捉えます。上記のテントを囲むように配置した4つのモニターでは、2022年開催のハワイ・トリエンナーレで発表された半田の初となる映像作品が展開されます。ハワイと日本の海景を写した定点映像から構成されるこの作品は、人口的な色彩を用いることで抽象的かつ詩的な美しさを印象付けます。 知ること、考えること、感じることを、改めて問うていこうとする日本と中国ふたりの仕事を、ご覧になって下さい。
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