セイコーハウスホールアーティスト
平井智、市野雅彦、隠﨑隆一、高橋奈己、中村卓夫、若林和恵
陶芸家・平井 智氏が生み出す色調豊かなマジョリカ陶器は、地中海に降り注ぐ陽の光と透明な空気に包まれています。その多くは赤茶色の素地に白土を化粧掛けし、その上に模様を線彫りして、赤、青、黄、緑などの鮮やかな顔料を絵付けします。とくにセレン赤と呼ばれる赤色はとても印象的で、マジョリカの土の彩色でなければ表現できません。平井氏が描くモチーフの多くは、古いマジョリカ陶器から学んだものであり、男女の横顔、天使、蝶、花などの模様は、平井氏の感性を通して現代に再構築された、独自のマジョリカ陶器です。
本展は、平井氏の渡伊50年を記念して開催される展覧会で、在伊50年の変遷を示す作品(人物や陶片シリーズ、トスカーナ風景、花や蝶や木の葉っぱ、イメージ的なものなど)とともに、ハートと天使が合体した「飛べ、黄金の翼にのって」という新作を和光ホールの壁に150点程貼り付けます。作品名は、ヴェルディの「ナブッコ」というオペラの一節「行け、わが想いよ、黄金の翼にのって」より想起したもので、東京では初めて展示される平井氏の本流ともいうべきインスタレーション作品です。
また、旧友である深見陶治、樂 直入両氏の特別展示、イタリアを通じての友人である市野雅彦、隠﨑隆一、高橋奈己、中村卓夫、若林和恵ら5名の作品も出展されます。
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