「東京大学筧康明研究室2025年度研究成果発表イベント xlab Showcase 2026《This is not ice — これは氷ではない》」

東京大学 本郷キャンパス
2月20日開始
東京大学筧康明研究室 xlab は、今年度の研究成果、プロトタイプ、そして作品を一堂に紹介する「xlab Showcase 2026」を、2026年2月20日(金)〜22日(日)の3日間、東京大学本郷キャンパス・工学部2号館にて開催いたします。研究・作品の展示に加え、ラボメンバーによるポスターセッション、そしてゲストとして建築家の永山祐子氏を招いたトークイベントを実施し、多角的な議論を深めます。

今回のテーマ“This is not ice — これは氷ではない”は、ルネ・マグリットの代表作《Ceci n’est pas une pipe(これはパイプではない)》に着想を得ています。描かれたイメージが実在そのものではないように、私たちが「実在」と呼ぶものも、またあらかじめ独立した個としてそこにあるのではなく、環境・物質・人・情報といった多様なエージェンシーが相互に作用しあうプロセスのなかで、絶えず立ち現れ続けるものだと考えられます。

例えば氷はしばしば「固く、動かないもの」の象徴とされます。しかし実際には、「まだ」氷ではない前段階の兆し、「もはや」氷ではない移ろいの余韻、「今、まさに」氷であろう(あるいは、なかろうとする)とする瞬間、といったプロセスにまたがり、周囲の気温などと共に絶えず変化を続けています。こうした視点から私たちは、物質(マテリアル)を単なる道具や客体ではなく、環境と共に変化し、生成し続ける共創的な存在として捉え直します。

さらに、本テーマの“not” と “ice”を重ね合わせることで、“notice(気づき)”という語が立ち上がります。これは xlab の研究活動を貫く重要な視点です。物質が予想を超えて異なる表情を見せる瞬間、従来の理解がわずかに転じる気配、人間とMore-than-Humanとの関係がそっと組み替わる揺らぎ——こうした「気づき」と向き合い、デザインすることで、世界の見え方が静かに、しかし着実に更新されるようなアウトプットを目指しています。

インスタレーションやインタフェース、ディスプレイ、技術プロトタイプなど、様々なアプローチのアウトプットが並びます。ぜひ会場にて、さまざまな素材や物質を通したマテリアル・エクスペリエンス・デザイン実践の今を、そこに潜む数々の「気づき」とともに体感してください。

[関連イベント]
1. ポスター発表
日時: 2026年2月21日13:00〜15:20
会場: 東京大学本郷キャンパス 工学部2号館2階 展示室(要事前申込み)
2. トークイベント
日時: 2026年2月21日16:00〜17:00
登壇者: 永山祐子(建築家)、筧 康明(東京大学 大学院情報学環 教授)、鈴木 英倫子(学際情報学府修士課程)
会場: 東京大学本郷キャンパス 工学部2号館2階 221号講義室(要事前申込み)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2026年2月20日(金)〜2026年2月22日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
2月21日15:55〜17:15は入場できません
入場料無料
展覧会URLhttps://xlab.iii.u-tokyo.ac.jp/showcase2026/
会場東京大学 本郷キャンパス
http://www.u-tokyo.ac.jp/
住所〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
アクセス都営大江戸線・東京メトロ丸の内線本郷三丁目駅4番出口より徒歩7分、東京メトロ千代田線湯島駅1番出口より徒歩12分、東京メトロ南北線東大前駅1番出口より徒歩14分
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