manimanium

YBA展へ。

映像作品が多く、ひとつひとつをきちんと観ようと思うと、2〜3時間はあっという間に過ぎていく。それでも、今回は時間をかけてすべてを見届けることができた。

映像に身体を預けるようにして、断片的な時間や感覚を拾い集めていく。作品ごとに異なるリズムや温度があり、それらがゆっくりと自分の中に堆積していくのを感じた。

ひと通り観終えた頃には、閉館時間が近づき、会場は静かに空いており、その中をざっと一周する時間がとても幸福だった。
一度深く潜ったあと、水面に浮かび上がって全体を見渡すような感覚。

そして、フランシス・ベーコンの絵。
実物の前に立った瞬間、身体がわずかに緊張する。歪みや暴力性、肉体の曖昧さが、そのままこちらに迫ってくるようで、ただ「観る」というより、対峙している感覚に近かった。圧倒的だった。