資生堂ギャラリー従来の「美術」でも「工芸」でもない新たなジャンル。その可能性を2001年より問うてきたシリーズ企画展「life/art」(ライフ・スラッシュ・アート)も、今回でいよいよ最終回を迎えます。このシリーズでは、現代日本のアート界において個性的な作品で独自の地位を築いてきた5人の作家、今村源、金沢健一、須田悦弘、田中信行、中村政人の仕事を5年間定点観測してきました。フィナーレとなる今回は、美術と工芸あるいは生活と美術との関わりという「life/art」のメインテーマに対し、各人が自身の考えを順番に表明していくリレー個展を開催します。
そしてトリを努める須田悦弘は、このリレー個展という展覧会全体の鍵を握る「隠れた」リーダーでもあります。須田は繊細な木彫の花や枝を用いて空間に独特のアプローチを続ける作家です。今回は、天井高6m近くもあるギャラリーに数点の「椿の花」を配置するだけという、「なさそうであること」をコンセプトとしたインスタレーション。本作が「life/art '05」のフィナーレを飾ります。
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