ニューオータニ美術館現代の多くの女性が美しくありたいと願い、化粧にも工夫を凝らしているように、江戸時代の女性達も、限られた化粧品の中で自分を美しく見せるための努力を惜しみませんでした。
当時の化粧は、白粉、紅、お歯黒、眉作り(眉剃り)が中心で、色にすると白、紅、黒のわずか三色で成り立っていました。 また社会的な決まりに即した化粧が求められたため、化粧の仕方によって身分や年齢、未婚、既婚の別などが見分けられたのです。
浮世絵は、その時に流行した町方の風俗を如実に描き出しています。ことに女性を主体とした美人画は、服飾や髪型のみならず、容貌までもが丹念に描写されています。紅や白粉で美しく装った女性ばかりか、化粧する姿が数々の道具と共ともに描き出されている事も多く、そこに当時の化粧をかいまみる事が出来ます。
本展では、浮世絵や化粧道具を白、紅、黒の三色に分類して展示し、江戸の女性たちの化粧がどのように行われていたかをご紹介します。2009年に開催した「肉筆浮世絵と江戸のファッション - 町人女性の美意識 - 」展に続き、文化史的な視点から浮世絵を読み解きます。
[画像: 黄雲「合せ鏡図(部分図)」 大谷コレクション]
[関連イベント]
■江戸時代の化粧実演&講演会「江戸メイクに挑戦!!」
江戸の町に暮らす女性の結婚前後の化粧をモデルに施し、その変化をご覧いただきます。
日時: 7月1日(日)14:00~16:00(事前のお申し込みが必要です)
講師: 村田孝子氏(ポーラ文化研究所)上野梨也氏(メイクアップアーティスト)
聴講料: 500円(入館料は別途必要です)
お申込み: 先着順 お申し込み方法詳細は公式ホームページ参照
■ギャラリートーク
日時: 6月16日(土)14:00より 当館学芸員
予約不要、入館料のみ必要。
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